大英博物館でアッシュルバニパル王に焦点をしぼったアッシリア文明展をするとのこと。アッシリアはイギリスに留学したときにとても惹かれていた文明だった。ギリシアやエジプトと異なった彫刻が美しく、大英博物館の彫刻を巨大な背景として上演したヴェルディのオペラ『ナブッコ』を日本で観たこともあって、青春の一コマになっていた。大英博物館に図書を読みに行った頃には、アッシリア部門のライオン退治などの彫刻を見て学問の血が熱くなっているという、よくわからない心理状態になっていた。でも、いま改めてその彫刻を見ると、たしかに血が熱くなることは理解できる。今年の秋から来年の初春まで。この展示に行けるといいのだけれども。