Prospect の「このような事実」コーナー

Prospect というイングランド中道左派系の月刊誌があって、だいぶ読んでいる。2018年の11月号が到着。まず読むのが In fact というコーナー。イギリスのジャーナリズムが好きな形式で、「このような事実が現実です」という感じが楽しい。同じような感じで最近読んだのが、Bobby Duffy, The Perils of Perception (2018) は、事実と人々の思い込みの違いを比較した本。たくさんのネタができますよ(笑)

 

プロスペクトはこんな感じです。

 

2017年の世界では、自分が生まれなかった国で暮らしているのは 2億5800万人。世界人口の30人に1人がこれにあたる。

ロシアでピザのチェーン店の「ドミノ」がキャンペーンを行い、売り上げを増加するためにお店の入れ墨をしてくれると、その客には毎年100枚のピザを100年間与えるという宣伝をしたところ、希望者が殺到して、最初の381人だけしか提供できなかった。

アメリカ合衆国で人種的な地域の棲み分けが鮮明な都市を10つ選ぶと、それらうち9つが合衆国の北部に存在している。

イギリスのマーガレット妃が1930年に生まれたときに、新聞が彼女の将来はどうかという占いを占星術師に発注した。これがバカ受けして、現代の占星術が生まれたという。