学振 PD の後藤君から、『日本の精神科入院の歴史構造』(東大出版会、2019)を頂きました!日本の精神科入院の歴史構造についての記述です。図は21点、表は33点という豊かなデータに支えられたソリッドな展開。そして巻末ではこのように記述しています。
「戦後日本において展開してきた精神医療をめぐる精神病床供給・精神科入院の構造は、まさにこうした日本社会における倫理的規範や制度的義務をめぐる家族の内部の力学を無視しては説明できないように思われる」
後藤君のお仕事は、国内と国際の双方で、日本に関する最も重要なご著作です。それを頂けたこと、光栄に存じます。皆様もぜひお読みになってください!