フィリピンとイスラム教とスル海

今朝のエコノミストエスプレッソで、フィリピンの南部とイスラム教の問題を論じていた。そこで「スル海」を地図で見る必要があった。
 
マレーシアとインドネシアが西側に、そして北側、東側、南側にフィリピンの不規則な島々があり、そこに形成する海をスル海という。それぞれの島に名前がついていて、マレーシア・インドネシアカリマンタン島、あるいはボルネオ島という。北側がパラワン島が一番大きい。東側は、ミンドロ、パナイ、ネグロスなどだが、私が知っていた名前はセブ島だった。南側は、ミンダナオ島が大きく、そこからスル諸島がカリマンタンボルネオ島につながっている。ちなみに、南シナ海からはじまり、スル海、セレベス海、モルッカ海、バンダ海、ティモール海とつなぐと、何とオーストラリアになる。
 
エコノミストの主旨は、ミンダナオ島の西側とスル諸島では、イスラム教が強いこと。フィリピンの大統領制が不安定なところを見ると、イスラム原理主義の運動が狙っているだろうとのこと。
 

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ひし形のきれいな海がスル海です