穀雨ー24節気の春の最後の気

穀雨。春の24節気の最後の気。百穀を育てる慈雨のこと。日本では菜種梅雨の時期で、しとしとと降る雨に大地が潤い、播種にもってこいで、苗を育てるような雨である。太陽暦では4月20日頃。中国では「谷雨」と書くが、これは「穀」と「谷」がどちらも「コク」と読むからである。華北では牡丹の花が咲く。牡丹の花は穀雨花とも呼ばれ、「穀雨三朝看牡丹」(穀雨の雨が三日降り続くと牡丹の花が咲く)という諺がある。
処方は「萍始生」(うきくさはじめてしょうず)。小魚が生き生きと泳ぐようになること。
次候は「鳴鳩拂其羽」(めいきゅうそのはねをふるう)。鳴鳩は、ハトでもイカルでもいいとのこと。
末候は「戴勝降于桑」(たいせうくわにくだる)。「タイセウ」は玉の胸飾りで、羽に白い斑点があるキクイタダキという小鳥の異称。この鳥が桑の木におりてくるようになると農耕の時期が始まるとのこと。

小魚について。近くの園芸センターに行ってメダカを10匹買い、小さなウキクサを二つ買ってみた。メダカは一匹38円だから、合計で380円。