mono no aware と もののあはれ

 

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数日前のOEDの「今日の単語コーナー」は mono no aware だった。mono- にはギリシア語で「一つの」「単一の」というような意味があって、monopoly や monogamy という語があるし、薬の名前を読むときに、何かが一つというように考えるので、単一の何かがあって、それに注意を向ける (aware) という成句なのかと思っていた。ところが、これは「もののあはれ」を英語として表現したものである。

発音はモノノ・オワーリというような感じである。多くの日本人が聞くと「もののおわり」だと思うだろう。「もののあはれ」とはかなりの距離感がある。「もののあはれ」を調べて、なんとなく気の動きの感じがあったのが面白かった。本居宣長については、何を読めばいいのか分からないけれども、何点かの研究についてはメモが残っている。特に、石川公弥子さんやヤングさんの論文と一緒に読んでおこう。また和辻や川端の有名な本も読んでおこう。

 

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