三つの映画『ロビン・フッド』『アリータ』『ザ・キッド』

帰りの飛行機では積み上げている仕事がない状態だったので、映画を観たり、うとうとしたり、目標がない静かな時間だった。映画は『ロビン・フッド』『アリータ:バトル・エンジェル』そして『ザ・キッド』と三つ観た。中世、未来、そしてアメリカの19世紀末という三つの時代のはずだけれども、『ロビン・フッド』は中世なんてどうでも良いアクション映画、『アリータ』は西暦2500年くらいの人類とサイボーグの恋などの話で、歴史はわざと適当にしている話だった。それはそれでぼうっと観ているには楽しい映画だった。『ザ・キッド』はとても素晴らしい映画だった。ビリー・ザ・キッドと呼ばれているアメリカのガンマンと、彼の周囲にいる姉と弟の話である。私は西部劇が好きである。父親が好きだった西部劇の映画や、ボルヘスが『悪党列伝』で取り上げた彼らの生活が好きだからだと思う。