『オリエント急行殺人事件』

ケネス・ブラナーが主演して監督した映画『オリエント急行殺人事件』を観た。映画公開が2017年だったこともあって、観るのが2年くらい遅れた感じがします。

年をとった俳優は私が好きな役者たちばかりだし、若手の役者も、初めて観るが注目する人が多くてとても良かった。演出も、最後のあたりで、12人の登場人物がずらりと並ぶ部分などは面白かった。

議論が分かれるのは、原作との差である。基本は同じようなストーリーだが、それぞれの登場人物がかなり変わって設定されている。この映画の方が良いケースもあるし、映画になると良く分からなくなる大きなものもある。

一番好きな書き換えは、1930年頃にバルビツールで麻薬中毒になってしまったと書き換えられた妹さんですね。美しい麻薬中毒の映像を初めて見たのかもしれない。