テラリウム・アクアリウム・ヴィヴァリウム

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テラリウムを作っていただきました!

近くのお花屋さんが多肉植物を揃えていて、時々小さな鉢を買います。先月の雑誌 The Gardenできれいなテラリウムの写真があったので、30年以上前に実佳に買ったガラスの花瓶に多肉植物をいくつか植えていただきました。

この花瓶は、弱点だらけの商品です(笑)まず外側の絵が、たしかに美しいのですが、色落ちがかなり激しいです。一度外側を拭いたら色があっという間に落ちました。花を入れる入り口はとても薄くて、一度だけ少し欠けてしまい、手を入れるとそこで怪我をします。一番激しい弱点は、水を入れるはずの花瓶ですが、水を入れると球形のレンズにようになり、家の食卓のテーブルに焼け跡を残しました。ううううむ(笑)

それやこれやで、この花瓶は第一線を完全に退いて、トイレにビー玉を入れて置いたりしたのですが(笑)、今回、多肉植物のテラリウムということで復活しました!成長が遅い多肉植物を揃えてもらい、水を入れないで長持ちします。

テラリウムという単語はもちろん terrarium で陸上の動物や植物を集めた小世界、それと対比されるのが アクアリウム aquarium で、海や川の生き物などを集めたもの。どちらも生きたものを集めているからヴィヴァリウム vivarium になるとのこと。ちなみに「サボテン」は日本語とポルトガル語の混合で、石鹸(サボン)のようだという意味らしい。英語では cactus という。これはギリシア語ーラテン語で「棘のある植物」という意味で、彼らがそう呼んだ植物はアーティチョークであったとのこと。確かに写真を見ると棘がある。だからもともと英語の cactus は18世紀くらいまではアーティチョーク、それ以降はサボテンになった(らしい)。