石塚久郎先生監訳『医療短編小説集』を頂きました!

石塚久郎先生が監訳をされた『医療短編小説集』を頂きました!19世紀から20世紀にかけての英文学の著名な作家の<医療>に関する短編集です。しばらく前には<病>に関する短編集である『病短編小説集』を監修され、それに次ぐ<医療>を主題にした短編集です。

もっとも感嘆したことは、掲載された全ての短編が、私が実際に読んだことがないことです。そして、その短編集に、石塚先生が50ページに及ぶ本格的な解説をつけています。私であっても、掲載されている短編が十分に理解できると思います。また、実際に一つの作品を読んでみたのですが、日本語で読んでも医療者や患者が色々と考えるすぐれたものばかりです。英文学者と朗読ができる方が力を合わせると、病院やリハビリなどに人文学の影響を与えることができますね。

Medical Humanity 医療人文学にご興味がある方、『病短編小説集』とともに『医療短編小説集』をお読みください。また、石塚先生が、もう一冊の短編集も企画を進められているとのこと。医学と文学が力を合わせる拠点が作られていますね。 

 

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石塚先生監訳の第二弾です!