函館市立病院で毒ガス攻撃を受けた時の演習のフィルムが見つかりました!

 
20世紀の前半の医学になると、フィルムが比較的頻繁に見つかるという印象を持っている。まだ公開にはいたらないが、大きな病院などでは、そのようなものと出会う。色々なヴァージョンがあり、その一つに、毒ガスの利用がある。第一次世界大戦のヨーロッパの戦線で毒ガスとして化学兵器が大規模に用いられ、130万人の負傷者、死者は10万人に迫る被害が出ていた。これに関しては、数多くの学術書や論文が書かれている。
 
日本軍も毒ガスの開発と防御に非常に敏感であった。1918年の末には、動物を用いてすでに実験をしたという新聞記事があった。その後も、多くの書物、新聞記事、実践が行われていた。これに関しても、かなりの学術書や論文などが書かれている。
 
その中で、日本が毒ガス攻撃を受けた時にどのように対応したらよいか演習をするというフィルムが函館市立病院で見つかった。病院のスタッフが、毒ガス攻撃にどのように対応するかを演習したフィルムである。取材に答えて、事実と想像力の双方において大きなインパクトがあるフィルムだった。それに関する NHK函館の報道が今週の木曜日まで公開され、8月に函館で公開されるとのこと。
 
病院のアーカイブは色々な意味で豊かさと可能性を持っている。毒ガスに対する演習など、きっと多くの病院の倉庫で眠っているのではないかと思う。それを発見し、その市の医療と科学、そして政治経済文化社会などを分析して優れた論文が書かれるだろう。また、学生で、そのような指導を希望する方は、ご一報いただければ。