ウォンバットという有袋類の話

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LRBの 11 October 2018号に Katherine Rundell が面白い記事を掲載。ウォンバット wombat というオーストラリアの有袋類の話である。
 
ウォンバットは、カピバラとコアラと小熊に似ているが、アナグマには似ていない。動きはものすごく迅速であり、人間でウォンバットよりも早く動けるのはウサイン・ボルト級のランナーだけである。ウォンバットは時速40キロで移動できて、それだけの速さを超えられるのはボルトの時速44.8キロである。しかし、ボルトの持続時間が1.61秒だが、ウォンバットの持続は約90秒で、ボルトを軽々と抜き去ってしまう。しかし、よくない話は激減である。1982年には30頭まで追い詰められ、2017年になっても 251頭である。
 
1869年にロセッティが2頭のウォンバットを飼い始めた。一頭はすぐに死亡してしまい、ロセッティはそのイラストを描き詩を書いている。

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