エコノミストから読んで楽しい記事。タンザニアのハズダ族の一部の食生活を語った記事。40年間研究してそのデータを集めたり総合的な見解を出した論文の紹介。タンザニアのハズダ族は、狩猟採集型の生活をしていて、現在の非常に珍しい民族。肉食でも草食でもなく、ハイエナのような雑食であること。また、肉食は歴史的なデータの点で残りやすいが、草食は残りにくいこと。シマウマを一度殺すと、珍しい部分の睾丸は喜んで食べるけど、それ以外の部分は適当に焼くだけとのこと。ただ、骨がしばしば重要なヒントを提供してくれて、歯や腸の酸性度をはかると雑食性がわかるとのこと。この雑食性と高級フランス料理の多様性を一緒にするなとのこと。しかし、ハチミツはおいしく、バオバブの実は強く心地良い刺激を持っているとのこと。とても楽しく、坂野先生の『縄文人と弥生人』を読んで興味があるので、一冊、面白そうな本を買っておいた。