9月23日にHMCで関東大震災と東大第二外科について講演をいたします!

9月23日(金曜日)の午後5時半から7時半まで、東京大学ヒューマニティーズセンターの第82回オープンセミナーで、関東大震災と東大医学部第二外科 II という講演会を行います。赤川学先生が「東大医学部塩田外科『当直日誌』(1923) を読む」、私が「関東大震災と東大第二外科の患者たち」という二つの講演をして、その後、中尾麻伊香先生(広島大学)と高林陽展先生(立教大学)からコメントをいただいてお答えしたあと、より広いディスカッションを予定しております。ご参加の方は、以下のURLから申し込みをしてください!

 

 

hmc.u-tokyo.ac.jp

 

 

 

9月23日にHMCで関東大震災と東大第二外科について講演をいたします!

9月23日(金曜日)の午後5時半から7時半まで、東京大学ヒューマニティーズセンターの第82回オープンセミナーで、関東大震災と東大医学部第二外科 II という講演会を行います。赤川学先生が「東大医学部塩田外科『当直日誌』(1923) を読む」、私が「関東大震災と東大第二外科の患者たち」という二つの講演をして、その後、中尾麻伊香先生(広島大学)と高林陽展先生(立教大学)からコメントをいただいてお答えしたあと、より広いディスカッションを予定しております。ご参加の方は、以下のURLから申し込みをしてください!

 

 

hmc.u-tokyo.ac.jp

 

 

 

関東大震災と東大第二外科のブックレットが刊行されました!

2022年の3月11日に「関東大震災と東大第二外科」というタイトルでオンラインの講演と議論が行われました。関東大震災と負傷者としての患者のカルテを中心に、鈴木淳先生と私が二つの講演を行い、廣川和花先生(専修大学)と北村紗衣先生(武蔵大学)がコメントを下さり、他の先生からも活発な議論がありました。その旨がパンフレットになりました。以下のアドレスから読むことができます。

 

repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp

 

また、2022年の9月23日の17時30分から「関東大震災と東大第二外科 II」というタイトルで講演と議論を行います。より充実した資料を軸にして、赤川学先生と私が二つの講演を行い、今回は高林陽展先生(立教大学)と中尾麻伊香先生(広島大学)の両先生がコメントを下さいます。これもすぐに広報が出ます。オンラインでどなたでも参加できますので、ぜひご参加ください!

サル痘(monkeypox) の疫学と同性愛と HIV/AIDS

世界を不安にさせていたサル痘 (monkeypox). 初期の疫学の結果が出てきました. 患者はすべて圧倒的に男性であって 100%. うち同性愛者であるかバイセクシュアルである患者が97%をしめていて、男性と男性の性交がサル痘になりやすい状況を示しています。もちろん女性との性交で感染したのではないかと考えられる男性もいます。

大切なことなので、誤解がないように付け加えておきます。1980年代で、私が青年時代だったときに世界を覆った大誤解が「アメリカのゲイが根源になった」ということでした。アメリカのゲイが感染に役割をはたしたことは事実です。しかし、それだけに集中して、Patient Zero などという間違ったシンボルを作り出してはならないです。ことに Patient Zero の神話が現実と異なる事情、現実はどうだったのかについては、先学期に多くの学生が納得して読んだ名著である R. A. McKay, Patient Zero and the Making of the AIDS Epidemic (Chicago: University of Chicago Press, 2017) を読みました。どちらもお読みください! 

 

click.endnote.com

ティッチボーン裁判事件の記事

今日はもう一つ。ティッチボーン裁判事件という興味深い19世紀の事件についての素晴らしい記事。

貴族であったティッチボーン卿 (Roger Tichborne, 1829-1854?)が行方不明になり、10年後ほどに、アーサー・オートン (1834-1898) が我こそはティッチボーン卿であると名乗り出た有名な事件である。この記事も触れる色々な文学作品があり、私はボルヘスが大好きだが、言及されていた書物もあと少し読むことにしよう。

もちろん自己とメディアの双方が影響を与え合って起きた事件である。16世紀フランスの マルタン・ゲール事件や、カルロ・ギンスブルクが描くイタリアのメノッキオのように、自分が描く何かになって法的な事件となる事例は数多い。しかし、19世紀になると、メディアの力を利用して自分が個性を持つものであることを主張する事例も出てくる。アメリカで有名な事例だと21世紀の Anna Delvey 事件もあるし、日本でも数多くのメディアを利用したものがある。ティッチボーン裁判事件は、メディアが急速に参加していくものの一つだろうと思う。

 

daily.jstor.org

ニホンザルの「暴行」?

www.smithsonianmag.com

 

Smithonian Magazine からニホンザルのニュース。温かいニュースではなく、どちらかというと厳しい報告である。話題は山口市で、市の内部と周縁でヒトに襲い掛かり、50人ほどの怪我人が出ているとのこと。子供と女性が多いが、高齢者や男性にも襲い掛かっているとのこと。よくある経緯がここでも繰り返されている。

私の家の近くでも、20年程前に、一人のサルが住宅街をうろうろするという事件が起きた。おそらく彼のお腹が空いていて、住民が出すご飯などが気に入ったし、住民が庭で飼っているペットのノミを取って食べたりしたりするという、面白い仕方でヒトと一緒に生活を送っていた。私の家でも、二階のベランダにちょこんと座っている姿が愛らしくて、一緒に生きてみようというような暗黙の合意があった。

それが数か月ほど続いたけれども、何かが起きて、あるいは恐怖感や不安を持つ住民が訴えて、彼を移動するために麻酔剤を撃つ大捕物があって、富士山の山の中に戻されていた。山口市もそのようにするのだろうか。

『ホノルル ペストの火ー1900年チャイナタウン炎上事件』を頂きました!

大脇幸志郎先生が訳された『ホノルル ペストの火ー1900年チャイナタウン炎上事件』を頂きました!

ペストの第三次の波は1900年にハワイに上陸しました。アメリカがハワイに拡大し、医師や公衆衛生の人々がその方向で努力して、日本人や中国人の非白人の地域で大きな被害がでました。日本からの移民たちが裸体になって消毒をされている写真も掲載されています。授業に読ませるテキストとしてとても良いものです。ぜひお読みください!