タンザニアのハズダ族の食生活

エコノミストから読んで楽しい記事。タンザニアのハズダ族の一部の食生活を語った記事。40年間研究してそのデータを集めたり総合的な見解を出した論文の紹介。タンザニアのハズダ族は、狩猟採集型の生活をしていて、現在の非常に珍しい民族。肉食でも草食でもなく、ハイエナのような雑食であること。また、肉食は歴史的なデータの点で残りやすいが、草食は残りにくいこと。シマウマを一度殺すと、珍しい部分の睾丸は喜んで食べるけど、それ以外の部分は適当に焼くだけとのこと。ただ、骨がしばしば重要なヒントを提供してくれて、歯や腸の酸性度をはかると雑食性がわかるとのこと。この雑食性と高級フランス料理の多様性を一緒にするなとのこと。しかし、ハチミツはおいしく、バオバブの実は強く心地良い刺激を持っているとのこと。とても楽しく、坂野先生の『縄文人弥生人』を読んで興味があるので、一冊、面白そうな本を買っておいた。

 

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www.ucpress.edu

 

 

1530年代のペストと修道院の解散

 

yalebooks.yale.edu

 

16世紀初頭のイングランドでは、800ほどの修道院が国の1/4の土地を所有するという現象がおきていて、1530年代の後半に、宗教改革修道院が解散させられ、その跡地が国王や新しいエリートに所有されるようになったことは、初期近代のイギリスにおける大きな変化であった。修道院は中世に大学が形成される前に、昔からのテキストを保存し写本していた重要な哲学や医学の伝統を持つ組織であるが、大学の形成から何が起きたのか私にはよく分かっていなかったので、イングランドの解散に関する新しい研究書を読んでみた。非常に面白い本である。一つ重要な点は、その環境が常にペストの危機と直面していたことである。

 

1530年代のイングランド修道院を解散させることは最初は議会の命令ではじまったが、それが実際に行われる過程は、修道院がある地域における、ローカルな政治、経済、人々の反乱、労働市場が変化して人々が移動することなどの複雑な過程とともに行われた。雨や気候などの環境の変化も大きなインパクトを与えた。これらが起きる環境にかなり大きなインパクトを与えていたのはペストであった。もともと修道院は村や街がペストに襲われたときに、おそらく集落を離れた地域にある修道院の建物を提供して、レフュジー(避難者)に施設を提供する機能を持っていた。そのため、修道院の建築が破壊された後に、その地にペストがやってくるなどの事例があった。戦争、経済への打撃、農作物が入手できない飢饉とともに、ペストはイングランドに常在していて、何かの折に各地で流行するというパターンを取っていた。

 

ペストの授業や修道院の授業で言及すると良いし、関東大震災の折の震災とレフュジーのことを考える時に助けてくれるだろう。

天牛書店の画像集

tengyu-images.com

 

天牛書店という古書店がある。時々少し古い本を買っているが、たまたま天牛書店 images というサイトの宣伝をしていて、ちょっと眺めてみた。「医」や「病」などにかなりの画像があった。面白かったのは「狂」で、たくさんのエントリーがあった。休みの時期になったらちょっと眺めてみよう。これは狂の日本とイタリア(フランス)の画像。

 

 

天牛書店の画像集

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天牛書店という古書店がある。時々少し古い本を買っているが、たまたま天牛書店 images というサイトの宣伝をしていて、ちょっと眺めてみた。「医」や「病」などにかなりの画像があった。面白かったのは「狂」で、たくさんのエントリーがあった。休みの時期になったらちょっと眺めてみよう。これは狂の日本とイタリア(フランス)の画像。

 

 

外科医の障害と車椅子

www.bbc.co.uk

 

私の英語の訓練の一つは朝ごはんを作りながら BBCの The World Tonight を聞くことである。まじめなニュースと評論の45分の番組で、とてもいい。週日はほぼ毎日聞いている。

今日の番組で、事故で大きな障害を負った外科医が、難しい手術を受けて復帰して、彼が車椅子に乗って手術をすることができるようになったという特集があった。とても胸を打たれる話だった。30分くらいから始めるとすぐに登場する。

私は5年ほど前に何回か脳を手術して神経膠腫を切り取っていただき、この世界に帰ってきたが、二回目の手術の時に、失語症になった。この時には「仕方がない」という気分になったが、数日で帰ってくることができた。これまでの人生が終わったという気分になったが、終えなくてすんだエピソードである。この外科医のことを少し調べておこう。

大道寺さんと中国語とネズコンドル(笑)

大道寺慶子さんという中国の医学史の秀才がいて、RPD (Restart Postdoctoral Fellow)に採用されている時期に指導しており、大学院や学部の授業などに出席してもらいました。学問の世界ではありませんが、非常に立派な会社に就職することができたことをお祝いするために、昨日の夕方は一緒にお寿司をいただきました。

もともと頭が良く、非常に楽しい人で、お寿司を食べながら素晴らしい時間を過ごすことができたのですが、二つの面白い話題を。

一つは、彼女が持つ言語の力の問題です。日本語と英語だけでなく中国語ができます。それも学問の水準でできるので、 競争に入ると圧倒的な力を持つことをあらためて知りました。私は日本語と英語だけで、中国語はまったくできません。これからの事情を考えると、中国語を学ぶ必要があることを痛感しました。これからのブログに中国語が登場するかもしれません(笑)

もう一つは、彼女がカバーしているメディアの広さとその記憶力のすばらしさです。本当に色々なメディアを訪問していて、舌を巻きます。Amazon でも提供されていて、1900年のウィーンの芸術と精神医学と犯罪を描く Vienna Blood などは観ておくべきだと言われました。少し見たのですが、確かにその通りです。そのとどめは、仮面ライダーに登場するネズコンドル。1972年に作られた作品で、ネズコンドルが人間を噛んでペスト菌をまき、噛まれた人間もペスト人間となって他の人間を噛み、それがパンデミックになるというストーリー。

 

・・・たしかにその通りじゃないですか(笑)私、何とかしてこの作品を見ておきます(爆)

 

www.kamen-rider-official.com

モリエール『守銭奴』のリーディング・カフェ!

静岡のSPACがモリエールの『守銭奴』の公演をいたします。それとともにリーディング・カフェが行われます。数年前に、同じモリエールの『病は気から』のリーディング・カフェに参加して、とても面白かったです。演劇の台本を皆で読んでみるというような方法が、病院や介護所などで使われると良いだろうなと、これは妄想しています(笑)

 

spac.or.jp

 

 

 

igakushitosyakai.jp