真夜中のキジのさえずりとトンガの大噴火

トンガの火山で大噴火があったとのこと。BBCのすさまじい映像などを観て、戦慄が走るようである。たまたま環境やその災害の歴史などを調べているので興味があり、調べている。

一つ、もしかしたら意味があるかもしれない情報。土曜日から日曜日にかかる真夜中に、家の近くでキジがケーンケーンとさえずった。目をさまして、どうしたのだろうと思っていたら、注意報の広報があった。携帯をみたら津波とのこと。私の家は海から離れているので、気にしなくていいと思って眠りこんだ。翌朝 TV でニュースを観ていたら、とても大きな津波であったとのこと。

真夜中のキジのさえずりと津波を引き起こした変化に関係があるのかもしれない。気圧が変化したというような情報もあった。関係あったのだろうか。

 

三年ほど前のキジの写真はこちらです。

 

akihitosuzuki.hatenadiary.jp

21世紀の新しい健康・医療の記事と新しい仕事

2022年1月9日のエコノミストの記事。21世紀には消費者と企業があたらしい健康を追及しているという非常に面白い記事である。分かりやすいグラフなどがたくさんあり、私自身も最近使っている Fitbit というデジタル健康機器の話など、ぜひお読みくださいませ。

 

www.economist.com

 

信頼している人々にはもう話してありますが、やや公けな場で私的な状況を説明する時が来たと思います。今から約5年程前に、神経膠腫の大きな手術をしました。発見の経緯、MRIの画像、数時間にわたる覚醒下手術抗がん剤の利用、一年後のもう一回の大きな手術、その後の放射線治療などを経て、現在の状況まで戻り、仕事がかなりできるようになりました。この過程で、慶應病院の佐々木先生、実佳と佳那子という家族、そして国内・国外の医学史の研究者や、同じ研究室・キャンパスの同僚たちは、本当に献身的に助けてくださいました。この方々がいなければ、私はきっと簡単に潰れていました。実感をともなって、そのことを感じています。心の底から、お礼を申し上げます。

 

2022年から始まった新しい仕事の中で、皆さまに報告するべきことが、もう一つあります。Medical History という医学史の学術雑誌があります。現在ではケンブリッジ大学出版局が雑誌として出版しています。Medical History は、日本と世界の優れた医学史研究者たちにとっても、私個人にとっても、特別な重要さを持つ雑誌でしたが、今年から、その雑誌の編集者 Editor となりました。私の後に同誌の Book Review Editor をした Tara Alberts 先生との二人の学者が編集者です。Tara はもちろん、私の前には数多くの偉大な先生たちが編集者であり、彼ら・彼女らを私は深く尊敬しています。私も、微力を尽くして、この雑誌の水準と風格を保ち、発展させることができればと考えています。まだ不完全な部分はありますが、現在の体制はこのようになっています。

 

www.cambridge.org

 

このことを皆さまに報告することは、もちろん政治的な理由があります。この雑誌のような、国際的な言語で書かれた一流誌に執筆することは、とても重要なことです。そのような雑誌を編集することも、少なくとも同じくらい重要です。英語などの国際言語を使う仕事に、人文社会系の学者がたずさわること。その部分で実践を示すこと。それが、私の政治的な野心であり、皆さまに考えていただきたいことです。皆さま、このことを色々と考えていただくよう、お願い申し上げます。

 

リサ・カートライト『X線と映画』が翻訳されました!

リサ・カートライト『X線と映画』が翻訳されました!近年、医療における映像が非常に注目されるようになりました。私自身も20世紀前半の精神病院の映像を見るようになりました。そのような研究を構築したのがカートライトの原著です。

翻訳を送ってくださったのは東都大学の看護学科で教えておられる望月由紀先生です。翻訳も素晴らしく、あとがきで多くの日本語の文献を示してくださっています。どうもありがとうございました!皆さまもぜひお読みくださいませ!

 

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akihitosuzuki.hatenadiary.jp

『テイキング・ターンズ』が翻訳されました!

アメリカ合衆国のシカゴの病院で、 AIDS 患者の371病棟で働いた看護師である MK・サーウィックが書いた『テイキング・ターンズ』が翻訳され、訳者の一人である中垣恒太郎先生が送ってくださいました。

中垣先生は、メディカル・グラフィックと呼ばれるアメリカで医療がグラフィック(マンガ)と組み合わされたジャンルも専門にしています。『日本の医療マンガ50年史 -マンガの力で日本の医療をわかりやすくする』も今年刊行されています。これは日本のさまざまなマンガと医療の関係を紹介する、素晴らしい本でした。今回のアメリカのグラフィックスも読むのが楽しみです。どうもありがとうございました!

 

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廣川和花さんから『新書版 性差の日本史』を頂きました!

若い優秀な学者の廣川先生から『新書版 性差の日本史』などを頂きました。先日の国立歴史民俗博物館が監修した「性差の日本史」の展示プロジェクト編です。楽しい図版が数多く織り込まれていて、今週の週末は一つ一つ眺めていこうと思います。ありがとうございました!

 

www.amazon.co.jp

『週刊医学界新聞』の看護記録の効率化の記事

『週刊医学界新聞』で看護記録の効率化の記事が掲載されていた。看護師の超過勤務の大きな原因を占めてしまうのが看護記録の作成であるとのこと。ある調査では勤務超過の時間の54%を超えているとのこと。以下のサイトで記事を読むことができる。

https://www.igaku-shoin.co.jp/application/files/3016/3453/2033/3442.pdf

 

昭和戦前期の患者の記録を見ていても、看護婦や看護士の記録の方が圧倒的に記入が多いというのは事実である。医師がつける病床日誌は、すぐにハンコで日付を打つというパターンになるが、看護日誌のほうは毎日書かれているし、ハンコなどには絶対にならない。質も高いと思う。一番引き込まれるのは、看護のスタッフとその患者個人の間に生々しい感情が現れた時である。死亡の時には、読んで歴史学者が色々と考えることもある。

21世紀には、そのようないい記録を患者がつけたらどうだろう。医師も看護師も読むことができない日記のようなもの。退院の時には持って帰り、患者が死亡した場合には、家族に返す。きっと面白いものになると思う。

過去の頭部の骨から再現された人々の表情

My Modern Met から、歴史的な人骨の頭部を復元して実際の顔を再現する展覧会の記事。先入観があって衣装だとかアクセサリーをつける部分などもありましたが、法医学の死体検案から技術を学んでいるということが面白かったです。ぜひご覧ください。

 

mymodernmet.com