オスがメスに上手なさえずりを聴かせるために、実際にメスがいない場でさえずりを練習して自らを訓練し、うまくなっておいてからメスの前に出て見事なさえずりを聴かせることは、よく知られているとのこと。(私は知りませんでしたけど 笑) それなら、繁殖行動はどうかという点についてはどうか。湖の上のダンスとか、カワセミの巨大な魚のプレゼントとか、行動もあらかじめ練習するのかという問い。
これはまだ小さな段階で生殖などしなくていい段階で、両親が教えるのであるという非常に面白い結果が出た。ブンチョウという飼い鳥を利用して、オスもメスのどちらもくちばしを磨くような行動で求愛するとのこと。それが、まだ小さな段階で、親がヒナにこの行為を教えるとのこと。とても儒教的な結果を出したのは、やはり日本の北海道大学の実験チームでした。東アジアの生物行動学であることをいい意味でも悪い意味でも感じますね。