NYメトロポリタン美術館の「サヘル:芸術と帝国の歴史展」

https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2020/sahel-art-empire-sahara

 

今日のエスプレッソから面白い記事。NYのメトロポリタン美術館が1月末から開催する展覧会である。タイトルは Sahel: Art and Empires on the Shores of the Sahara.  もともと sahel という言葉は「岸辺」を意味し、南側の緑が豊かな地域から見た時に、乾燥したサハラ砂漠へとつながっていく岸辺である。サハラ砂漠が東西に幅広いので、その境界地域のサヘルも東西に広く、地理の教科書を見ると、アフリカ大陸を東西に横切る細い帯のようである。西側はセネガルの北部とモーリタニアの南部にはじまり、マリ、ブルキナファソアルジェリアニジェール、ナイジェリア、カメルーン、チャド、スーダンとつながっていき、エリトリアエチオピアの北部で終わる。
 
今回のNYの展示では、この西側の部分に光が当てられる。ビデオは非常に面白いけれども、観に行くのは難しいだろうし、カタログは8,000円以上もする。ううむ。