Entries from 2018-11-28 to 1 day

『超男性』の癲癇とマスターベーションと患者自身

Jarry, Alfred. 超男性. 渋沢龍彦訳. 白水社, 1989. ジャリ『超男性』は、若い頃に不思議な魅力を持っていたけれども、数十年間にわたって読んでいなかった。それを久しぶりに読んでみた。色々と面白かった部分を思い出し、昔読んで面白かった部分が違って見…

ブルーノ・タウトと自己と結核と狂気

先日京都に行って桂離宮を楽しみ、ブルーノ・タウトのことを思い出したので、『日本 タウトの日記』を読んでみた。1933年に日本に亡命し1936年にトルコに移住するまでの日記である。病院の建築について何か言っていないかと思って眺めてみたけれども、患者と…