1908年に配布された婦人参政権を描いたボードゲーム

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ツィッター上でサフラジェット(Suffragette 婦人参政権論者)を用いたボードゲームについて教えていただいた。ゲームの構成は、主人公が一人 Holloway Gaol の中心に入り、そこからサイコロをふって目数だけ進むという原理。Open door のマスでとまると次の階層に移動できて刑務所脱出に前進し、その一方で、悪いマスは三種類あり、Policeman (巡査)か Wall (壁)だと、内側の階層にもどらなければならない。一番悪いのが Wardress (婦人看守)で、ここでとまると、もとの出発点である一番内側に再び戻るという重い罰則となる。

ゲームのルールは分かるが、その機能を考えると、よくわからない。ある雑誌に添付された付属物であり、その雑誌がどういうイデオロギーかも関連あるのだろう。サフラジェットに好意を持ちそうな雑誌かどうかで、これが参政権と同調になるのか、それとも皮肉になるのかも変わって来る可能性もある。また、サフラジェットが、そもそも刑務所を脱走しようとしていたかどうかということも、現実とは離れている。


http://www.20thcenturylondon.org.uk/mol-80-525-256