Entries from 2007-06-27 to 1 day

『糞尿譚』

必要があって火野葦平『糞尿譚』を読む。 昭和12年下半期の芥川賞を受賞し、筆者の出世作になった作品。九州のある町(解説によると若松だそうだ)の落ちぶれた家に生まれた男が、財産を担保にして汲み取り業をはじめる。トラックを買い込んで、それでし尿を…