Entries from 2008-03-30 to 1 day

J.L. ボルヘス『伝奇集』

春のうららの午後、新宿から河口湖まで中央本線と富士急を乗り継いで、緩慢に、そして不可避的に進む電車の中で(笑)、ボルヘス『伝奇集』を読む。窓の外のひなびた風景が、形而上学的な謎に満ちているかのように見えてきた傑作だった。鼓直による訳の岩波…