攻殻機動隊

学生のプレゼンで、TVアニメ『攻殻機動隊』を観る。 マンガが原作で、映画もあるそうだ。 

近未来のSF。脳以外は全てサイボーグのかっこいい女性主人公と、その仲間の攻殻機動隊の活躍を、スタイリッシュな映像で描く。

ハイテク医学によって脳以外の人間の肉体が全て代替可能になり、情報テクノロジーの発達によって脳に埋め込まれたチップを通じで情報をやりとりできるようになった社会という設定。その社会でも、「ゴースト」と呼ばれる霊魂・精神・人格・個人性などを現わす概念は存在して、これは脳と不可分である。しかし、この「ゴースト」が持っている最も重要な属性は、判断力や論理的な推論ではなく、何か不合理なことを意志することや、感情を持つことらしい。 人工知能を与えられたロボットたちは、生身の脳を持たず、「ゴースト」もないので、何かを「感じる」ということができず、彼らには個性もない。彼らが個性を持つに至る過程を描くエピソードもあるそうだけど、それは観ていない。 

この手のジャンルの作品に触れるのは実は「ガンダム」以来初めてで、内心どうなることかと思っていたけれども、すごく面白かった。 内容だけでなく、視覚的効果もいいし、菅野洋子さんという方の音楽もすごく良かった。