中山康樹『ジャズの名盤入門』

純粋な無駄話です。

私はジャズを少し聞く。クラシックを別にすれば、中学のころはオリヴィア・ニュートン=ジョンを、高校まではロック系を聴いていたけれども、大学のころから、ジャズの名盤と言われたレコード(そう、LPレコード)を買って聞いたりしていた。最近は、ある評論家の雑誌連載のレコード評が気に入って、英語でいう「ワールド・ミュージック」を盛んに聴いた時期もあったから、まあ、音楽は、無節操に何でも聞くことになる。

クラシックのレコードを買うには、作品別に、どの演奏を買えばいいかという演奏ガイドのようなものが必要で、私は1996年のグラモフォンと2008年のペンギン・ガイドを持っている。ジャズだと、そういう形式で演奏が商品化されていないので、名盤ガイドになる。この本はふと目について買った本で、50枚の名盤を推薦しているものである。私が持っているジャズのレコードやCDもたくさん収録してあった。名盤ガイドを当時持っていた記憶はないけれども、結果的に教科書通りに真面目に名盤を買っていたんだなとおかしくなる。名盤1枚につき新書版で4ページつかっているから、わりとたっぷりとした情報があり、演奏の聴き方を教えてくれて、こう、ジャズが分かったような気になる(笑)。きっと、もっと充実した名盤ガイドのようなものがあるのだろうけれども、たぶん、ずっとこれで行くだろう。今日は、キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』を聴いた。