医学と音楽の歴史―オペラと精神疾患についての講演

今年の夏の医学史の講演と、それに関連するイベントのご案内です。

 

ロンドン大学・ゴールドスミス・コレッジで音楽を教えておられる松本直美先生が、今年の夏に来日され、慶應三田で医学と音楽の歴史についてのご講演をされます。詳細は以下の通りです。

7月27日 Naomi Matsumoto (Goldsmiths, University of London)
「初期オペラにおける精神疾患の表現」
18.00-20.00 三田キャンパス GSEC-LAB

初期のオペラのアリアを分析し、それがモーツァルトドン・ジョヴァンニ』の著名なアリア、レポレッロの「カタログの歌」にもつながっていくという内容のお話と伺っています。医学史が多様な方向と主題を研究するようになりましたが、今回は音楽との関連を分析したご講演になります。私が知る範囲では、日本で初めてのこの主題についての専門的・本格的な公演となります。ぜひご来場ください。

 

また、松本先生は、音楽の演奏家でもあり、7月に東京と大阪でイベントを開催されます。17世紀に作曲されたレパートリーの演奏解釈を紐解き、音楽のみならず、文学、詩、演劇、文化一般に興味をお持ちの皆様に、音楽と文化をどのように結びつけるのかというセミナーと伺っております。こちらもぜひ。サイトは以下の通りになります。

 

seicentomasterclas.wix.com