茶の語源とパセリの語源

吉田金彦が編集した『語源辞典』の動物編と植物編が合計で二冊来た。特に植物に関しては薬と関係が深いので少しめくって、面白い項目をメモ。

「茶」。これはクサカンムリに「余」がくる。「余」によって、緊張をといてからだをのばす効果があると考えられているとのこと。「茶」や「余」を漢和辞典で引いてみたけれども、まだよく分からない。

「パセリ」。江戸時代に渡来した言葉。別名オランダゼリという。これは英語の parsley に由来する。もともとはラテン語の petrosilium, ギリシア語の petriselinon に由来する。perto 岩 と selion セロリ をつなげた言葉である。ジェラードの Herbal を読んでもだいたい同じ話である。英語では persele, parsely, common parsley, garden parsley のような表記があった。庭で育てるには、熱でも冷でもよく、そこに湿があったり水をあげればよい。泉などがとても適しているとのこと。