FBでポルス先生がアップロードしたサイトで、サルトルとメスカリンとラカンに関する面白い記事。
サルトルは1920年代から30年代にパリの大学校でメスカリンなどのクスリを用いたこと、その刺激を通じてインスピレーションを得ようとしたこと、その結果さまざまな幻覚が現れたこと、カニが登場する幻覚はその後普通の暮らしに戻っても数年も続いたこと、これをラカンが分析し、それがうまくいって、サルトルとラカンの間に信頼と友情が生まれたこと、ラカンによれば、メスカリンによって思春期に生じた心配と孤立感が、カニの幻覚によって解決されたこと。サルトルが子供の頃に感じた海の生き物への恐怖も表現しているとのこと。ラカンの解釈が正しいかどうかは別にして、面白いことは事実だし、その解釈で二人も皆さんもいいやという安心感がありますね(笑)
先日、コクトーが同時期の日本にクスリを持ち込んだことも書いた。軍の医学が行うもとの並んで、ラジカルな左翼が行うクスリの利用もマークしておこう。