医学史と社会の対話ー優れた記事の紹介⑯

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東大の大学院生である藤本大士君による書評。塚田孝『大阪 民衆の近世史ー老いと病・生業・下層社会』(2017)の書評です。

もともとは「文字を書くことができなかった民衆がどのように医療を受けたのか」と書いたのですが、近世日本の社会は下層社会であっても文字が書けたというご指摘をいただきました。本書の序章を読んで、「名もなき人びとの生きた意味」をさぐることであり、「現在を生きているわたし自身の生きる意味の自己確認」を試みる優れた書物の書評です。ぜひご覧ください!