鈴木, 昶. 川柳くすり百景 : 薬日柳壇の半世紀から. 薬事日報社, 2006. 薬事日報新書.
1955年から2005年の『薬日柳檀』から面白い川柳を選んだ本である。『薬事日報』という雑誌が年に4回だす特集号があり、そこに川柳欄が1955年に作られた。そこからとったものである。理論上は50年間の川柳の変化をたどることもできるだろうが、個々の川柳の掲載年などが書いてない。細かい時局や個々の事件なども入っている。世帯で薬箱を共有するとか、そこに思い出があるとか、そのあたりは使うこともあるのかもしれない。でも、川柳は苦手なもののひとつである(笑)延近先生に柳多留を習ったけれどもうまく行かなくて、翌年は万葉集を習って大いに興奮した経験がある。ううむ(笑)