コラージュの歴史

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スコットランド国立博物館の展示が「コラージュの歴史:カット・アンド・ペースト」という大掛かりで非常に面白いもの。残念ながら訪れることができなかったので、カタログだけ買った。それでも十分楽しく面白い。ことに、私が読んでいる症例誌は、実は施設の断片の中で書き止められた複数の資料を一つにまとめたものという、コラージュの概念があるものなので、大きなインスピレーションがあった。
 
近世には解剖図のめくり式画像、植物学の標本形、19世紀には子供向けの切り貼り図像など、非常に多くのジャンルにおいてカット・アンド・ペーストの図像が多い。20世紀にはいると、ピカソとブラック、そしてマックス・エルンストのコラージュなど、本格的な芸術の中でもコラージュが非常に熱心に用いられている。
 
上のサイトでは3分ほどの動画があります。観ると絶対にカタログを買います(笑)