今日は「膿」の英訳として pus という単語が現れた。これは /pʌs/ パス と読む。よく似ているのが puss で、これは /pʊs/ プス と読む。意味は猫と美人。もう一つの単語が pussy で、これはプッシーと読む。意味は猫、女性器、女みたいな男の意味である。膿と猫と女性器と女性的な男性。大混乱した意味になっている。私は pus と puss の読み方を間違えた鮮明な記憶がある。ううううむ(涙)
それよりも、たぶん一番難しいのが「膿」。日本国語辞典だとこのような説明がある。
うみ 【膿】
〔名〕
(1)化膿したところから出る液。黴菌性炎症の結果生じる半流動性、帯黄白色の不透明の滲出液。うみしる。のう。うな。
*日本書紀〔720〕神代上(御巫本訓)「膿(ウミ)沸(わ)き、虫(うじ)流(たか)る」
*史記抄〔1477〕一一・孫呉「疽のうみや血をずんずんと吮が薬ぢゃほどに」
(2)(比喩的に)始末しないと、すっきりしないもののたとえ。特に、組織の中の弊害などについていう。
語源説
(1)ウミジル(熟汁)の略〔燕居雑話・大言海〕。
(2)ウム(熟)の名詞形〔日本釈名・言元梯・和訓栞・言葉の根しらべ=鈴江潔子〕。
(3)ウムシミ(蒸身)の約か〔菊池俗言考〕。
(4)ウルミシシ(潤肉)の下略〔日本語原学=林甕臣〕。
(5)ウは薄、ミは見か。皮膚が薄く見える意〔和句解〕。
発音
[ミ][ウ]
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