「身体医文化論研究会 - 病と物語」

2009年度 身体医文化論研究会ワークショップ 

「病と物語」



2010年3月26日・27日 慶應義塾大学・日吉キャンパスにて、身体医文化論研究会(BMC)のワークショップを開催いたします。

今回のテーマは「病と物語」です。身体と病に時間が刻み込まれ、それが物語にされて意味が作られていくダイナミクスを、歴史と文学、宗教と民俗の接点で10人の研究者が探ります。ふるってご参加ください。

会場は両日とも、302番教室(第三校舎1階)になります。第三校舎は、銀杏並木を登って左折し、キャンパスを横切った突き当たりにあります。地図は、こちらをご覧ください。 http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html





プログラム 

3月26日(金)

10:00~11:00 川崎明子(駒澤大学

       「病は語りを必要とし、語りは病を必要とする-シャーロット・ブロンテの場合」

11:00~12:00 長谷川貴彦 (北海道大学

       「産業革命期イングランド民衆の生存の技法をめぐって―貧困のナラティヴ」

12:00~13:00 昼休み

13:00~14:00 香西豊子(慶應義塾大学) 「島世界の疱瘡語り――不条理の解消と共同体」

14:00~15:20 宮本久雄 (上智大学) 「新約聖書と病―いやしとゆるし―」

15:20~15:30 休憩

15:30~16:30 中村哲子(日本医科大学) 「ビッグ・ハウス小説における病のナラティヴ」

16:30~17:30 大道寺慶子 「肝が語るライフヒストリー-江戸の医家・和田東郭の病理論」



3月27日(土)

10:00~11:00 高林陽展 (慶應義塾大学日本学術振興会

“The making of modern sentiment on madness in England, with a particular reference to Colney Hatch Fire in 1902”

11:00~12:30 Mark Jenner (University of York)

“Plague on a Page: London’s Lord Have Mercy on Us”

12:30~13:30 昼休み

13:30~14:30 田中キャサリン (University of Chicago)

“Towards a Literature of Human Rights: Hansen's Disease Literature as a Genre”

14:30~15:30 小川公代 (上智大学

“Interpreting Frankenstein and Innocence: from the Western and Eastern perspectives”