マトリョーシカ、南極、月と火星、そして崎陽軒

http://lib-arts.hc.keio.ac.jp/exchange/open/PDF/201709.pdf

慶應日吉キャンパス公開講座。今年の大きなテーマは「観光と開発」で、そのもとで普通に重要な主題や有益な話題が展開されているが、いくつか特別に面白い講義がある。

熊野谷先生の「ロシアのみやげマトリョーシカ」。なぜ愛されているのかよく分からないマトリョーシカと観光という落としどころ。鈴木忠先生の「南極の自然」や、新井真由美先生の「月・火星における居住の可能性」が、「観光と開発」の大主題の中に入るあたりには、何かを突き抜けた次元の違いがある。

しかし、とどめをさすのは、やはり、11月25日の野並直文先生の「横浜と崎陽軒」だろう。慶應日吉で観光と開発について話す時に、この講義を入れるというのは天才的な発想だと思う。野並先生は崎陽軒代表取締役社長とのこと。私はぜひ出席してお話を伺い、メガシュウマイ弁当について質問をしたい。