17世紀ロンドンの錬金術医師

少し大きな仕事を終えて、久しぶりに普通の一日が始まった。しばらく対応できなかったメールの記事を読んだりメモしたりするルーティンの仕事で一日が始まる朝である。
 
今日は 数日前のDNB の記事で、錬金術医師であるFrancis Anthony (1550-1623) .  ロンドンの生まれ。父親は職人で貨幣に模様を彫る職人だった。アンソニーは、家業は継げなかったが、金属を扱う技術を発展させて、錬金術師であり錬金術を用いる医療者になった。まともな医療訓練を受けていないため、ロンドンの王立医師協会にはいつも拒否されたが、ケンブリッジの経路で博士を獲得して活動できるようになった。黄金と水銀を飲む薬を開発して、その素晴らしい効果を王室にもアピールした。王立協会とは対立したが、王室とはうまくいったとのこと。王の加護で植民地や国内から多くの収入があるようにしたが、慈善の精神もあったとのこと。