産業革命におけるテクノロジーのインパクトについて

Berg, Maxine. The Age of Manufactures, 1700-1820: Industry, Innovation and Work in Britain. 2nd ed edition,  Routledge, 1994.
 
産業革命の本をもう一つ。こちらはより高度な本であるが、18世紀・19世紀の歴史は、医学の領域を離れた話でも、わかることが多い。産業革命は一生懸命勉強した記憶がある。実際に使ったことは一度もないけれども(涙)
 
産業革命がなぜ起きたのかを考えるときに、初期に作られた工場が、織物をしたりする製造機械を持っているが、その技術的な水準はどうなのかという問題がある。いわゆるテクノロジーの問題であろう。もちろん、それよりも重要な要因があるという議論もある。経済の問題、社会の問題、人口の問題などなどの議論である。私にはもちろん分からない。しかし、日本の精神病院の成立が、技術的な要因の重要性を語ることが多いこともあり、産業革命の中で技術を重視するこの書物を拾い読みした。たしかに、20世紀前半の私費の精神病院と重なることができるような洞察をたくさん持っている。
 
not the age of cotton, or iron, or of steem; it was the age of improvement
 
the factors was not just a big workshop -- it uses power driven machines and what made the factories successful was the machine.  
 
technology, no simply control over labours, was the drricing force: what made the factory successful in Britain was not the wish, but the muscle: the machines and the engines.  there was virtually no resistance to the early textile innovations, since their superiority was obvious.: