二十四節気ー芒種

芒種(ぼうしゅ)。小満夏至の間にある二十四節気。6月5日頃で、今年は6月6日とのこと。
 
芒は「のぎ」のことである。ウィキペディアの説明では、「芒(のぎ)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと。のげ、ぼう、はしかとも言う。ススキのことを芒とも書くが、これに似たイネ科の植物にオギ(荻)がある。ススキには芒があるが、オギには芒がない」。この説明だけでもかなり難しい。穀物の先端に毛が生えており、そのような穀物の種を撒くということだろう。麦と米については「小満」を書いた頃に悩んでおきました(笑)

初候は「螳螂生」(とうろうしょうず)。小さなカマキリが生じてくるとのこと。家ではまだカマキリを見ていないが、実佳が静大で見たとのこと。この時期に小さなカマキリが発するというのは、その通りだろう。
 
そして次候と末候が絶望的に難しい(涙)次候は「鵙始鳴」(げきはじめてなく)。鵙というのはモズであり、この時期にモズが鳴きはじめるとのこと。鳴きはじめる時期かどうかはよく分からないが、モズがいるのは事実である。末候は「反舌無聲」(はんせつこえなし)である。「反舌」はモズのことであり、モズが鳴き止めてしまうという意味である。たった数日で、鵙が鳴きだしてから、反舌が泣き止むということは、事実と違うというか、バカバカしい仕方で事実と違う話になってしまう。鵙と反舌が違う鳥であると考えるとなんとかなるのかもしれないし、イラストで見ると確かに違うような気もするが、反舌のイラストは確実にモズであり、それを「ウグイス」と考えることは、バカバカしい過ちである。しかし、ウェブで「反舌」をひくと、中国語の「反舌」をたくさん拾うことができて、画像で見るとどれもモズではない。何が何だか分からなくなる。ううううむ(涙)