レバノンの人骨と十字軍の移民とDNA

待っていた土曜日のエスプレッソ。今日も面白くて、一番面白いのはレバノンの人骨の話である。十字軍は11世紀にはじまり、200年間くらい継続した。かつての伝説であると、ヨーロッパ人がそこに移民したとなっているが、その証拠が見られないため、否定されていた。ところが、最近レバノンで墓と人骨が大量に発見され、十字軍時代も含むので新しいDNAの検査をしたところ、中近東系のものだけでなく、ヨーロッパのもの、両者が交雑したものが見つかったという。移民があり、現地で結婚していたことは事実であったとのこと。ただ、まるで遺伝子の指紋のように、1000年間もヨーロッパの遺伝子が残るかもしれないという予想は間違っているとのこと。