タレイランという人物

タレイランという人物は色々な意味で有名な人物である。歴史的には有名さより悪名が高いといったほうがいい。「原理がない」という言葉が自動的に出てくる(笑)

本名はシャルル・モーリス・ド・タレイラン・ペリゴール (Charles Maurice de Talleyrand-Perigord, 1754-1838). 神学を学んだが、フランス政府の外相として活躍し、ルイ16世フランス革命期、ナポレオン、ルイ18世、そしてルイ=フィリップ国王と、外相を勤め続けた。distrust だけれども useful という言葉がぴったりなのは彼が一番ふさわしい。そして手際が優れ、シニカルである。結婚はしなかったが、私生児はおそらくたくさんおり、悦楽主義者であった。無料の本を一冊買っておいた。

もっとも優れているのは、彼の名言である。迷言と言えばいいのかもしれない。エコノミストエスプレッソには毎日、名言が掲載されるが、今日はタレイランであった。そこからちょっと調べてとったメモだが、やはりその名言が一番優れている。

男の名声はその影のようなものである。実際に会う前には巨人のようなスケールであるが、会ってみると矮小な節度となってしまう。

“The reputation of a man is like his shadow, gigantic when it precedes him, and pigmy in its proportions when it follows.”