ロンドンで色々と沢山仕事があって忙しいけれども、午前中に時々展覧会に行っている。バッキンガム宮殿の王立コレクションで レオナルド展が開かれており、RAでは恒例の夏の展覧会と、シュエルフベックと読むのだろうか、フィンランドの女性作家の中くらいの展覧会が開催されていた。
レオナルド展は、非常に素晴らしかった。今年はレオナルドの生誕500年ということもあり、彼の芸術家としての仕事はもちろん、工芸家としての傑出したデッサンが、非常に分かりやすく紹介されていた。医学、技術、植物学、動物学などの、さまざまな側面に注目して、それらをきちんと説明している。ことに、医学と解剖については、レオナルドが医学に興味を持った時期がいくつかあって、それぞれの時期において関心の中心が移動している。とくに肝臓に興味をもって、その周辺のさまざまな臓器の機能を考えた時期があって、それらに関する個々のコメンテイターの説明が非常に面白かった。