二十四節気の大暑

ロンドンに行っていた時期に気がついたけれど、先週の木曜に二十四節気大暑が来ました。岡田『アジアの暦』も手元にはなかったし、クラウドで読むことが出来ると、便利だなと思います。

大暑立夏から始まる夏の六節気の最後。冬が大寒で終わるのと同じように、夏と冬のいずれも、もっとも厳しい気候で終わり、それから涼しさと暖かさに転じる仕組みだろうが、実際の気候とは一致しない。陽が極まって陰に転じるというモデルと、そこまでを夏と呼び、まだ暑さが残っている時期を秋と呼ぶ仕組みが、多少の違和感がある。

初候は「腐草為蛍」(ふさうほたるとなる) 川辺の腐った枯草が蛍に変じ、夢幻のような光を発するという。次候は「土潤溽暑」(つちうるおいじょくしょなり)。大地は水分をたたえ、気温も高騰するという。末候が「大雨時行」(たいうときにいく)。大雨が水蒸気となり、時々滝のような夕立が涼しさをもたらすという。