二十四節気の「大雪」(たいせつ)

しばらく前に二十四節気の「大雪」(たいせつ)であったが、本を忘れてしまった。帰国して調べたら12月7日だった。

「たいせつ」は、そう書いて、実際の読み方は「だいせつ」なのかもしれないが、きっと「たいせつ」でOKなのだろう。ちなみに「小雪」の書き方は「せうせつ」だが、この読み方は「しょうせつ」なのだろうか。

大雪は仲冬11月、建子の月の節気。いよいよ大雪の降る頃という意味であるが、日本で実際に雪が降るのは、これから1か月半くらいの土地が多い。太陽は黄経255度。冬至を間近にひかえて、その高度はますます低く、昼の時間は短くなる。

初候は「鶡鳥不鳴」(かっこうなかず)。これを「旦たん不鳴」(かったんなかず)、あるいは「かんたん不鳴」(かんたんなかず)という暦もある。いずれもやまどりを指し、やまどりは旦すなわち夜明けを告げる鳥であるが、この月は陰気が盛んになるため鳴かなくなるという。陰気と季節の関係を知らなくては。そして、そもそも「かっこう」が「やまどり」かどうか、私は混沌としています(涙)

次候は「虎始交」(とらはじめてまじわる)。虎を「武」と書く暦もあるとのこと。

末候は「れいてい出」(れいていいづる)。れいていとは「おおにら」のこと。