二十四節気の冬至

冬至は12月の末で今年は22日。昼が最も短く夜が長い日である。これが陰が増加する頂点となり、それ以降は陰は減少に向かい、陽が増加していく。実際の寒さとしては、1月・2月のほうが寒い。仲冬11月の中気。太陽は黄経270度。

初侯は「蚯蚓結」(きゅういんむすぶ)。地中のみみずが寒さのために集まって固くなっているような状態。

次候は「麋角解」(びのつのおつ)「麋」は「さわしか」であり、大型の鹿で、となかいの同類とのこと。別の古暦では「芸始生」(うんはじめてしょうず)を取っている。「芸」は「のぜり」のことで、冬になって芽を出すものであるとのこと。

末候は「水泉動」(すいせんうごく)。氷結した泉の底の水が動き始めるという意味。この「動く」というのは、実際に泉水が解けて動くという意味ではなく、陽の気が僅かながら生じたということで、それを「動く」と表現しているのだろう。