Covid-19の死者数の信頼性

 
先日の英語のセミナーで学生に鋭い質問をされた。20世紀前半の麻疹の死者数はどの程度信用できるのかという質問である。これはこたえたけれども、もちろん covid-19 の死者数の信頼性と深い関係がある。たまたまアメリカにおける死者数の信頼性に関してのとても面白い記事があったので資料として保存しておいた。
 
 
 
 
20世紀前半の麻疹であれば、その数は比較的信頼できる。全ての症例に関して、かなり鮮明な発疹が出て、それから多くの場合に治るパターンだからである。ただ、同じ時期に風疹の流行があったりすると、分かりにくい事例はあると思う。私が、検査用の機材や薬剤を持っていないとしたら、間違えるケースもあるだろう。このあたりは、麻疹と風疹を区別して診断されたお医者さんに伺ってみたい。参考のために、google で出た画像を出してみました。
 

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こちらは麻疹

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こちらは風疹


 
Covid-19 の読み取りに関しては、はるかに難しい。もちろん、信頼できる検査用の道具を広めたので、安定した部分はもちろんできているし発展している。しかし、それがない場合には、症状の読み方は非常に難しい。もともと保菌者が大量に発生する感染症である。症状が出ないケースも非常に多い。出た場合でも、それがcovid-19 によるという結論を出すのは難しい。"Covid-19 symptom" で google を検索すると、もちろん図表は山のように出てくるが、写真は一枚も出てこない。
 
ことさらに強調するわけではありませんが、ニューヨークではバスを並べて霊柩棟の代わりに使っているとのこと。その死因判定は本当に正しいのか聞いてみたいという姿勢には、確かに共感しますね。
 

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NYでバスを並べた霊柩棟