Oxford DNB の記事を朗読するという楽しい企画がある。現在、200点くらいの面白い企画がたくさん並んでいる。今回はウィーンやロンドンで活躍した精神分析者のメラニー・クラインの伝記が朗読されることに気がついて、改めて聞いてみた。フロイトが父と息子の分析を軸にしていたのに対し、クラインは母と子供の関係を中心にしていた。実際に、クラインの母親を中心とした家族も興味深いものであったとのこと。
この朗読の場では、色々と面白い人物の伝記が読まれている。蝋細工で有名なタッソー夫人の記事は先日の書評の確認のために読んだ。イギリスの医学史の開拓者であるロイ・ポーターの伝記の朗読も素晴らしい。ぜひお聞きください。