サルスベリが咲きました。これを英語で言うと crape myrtle とのこと。crape はフランスのお菓子のクレープと同じ単語で、絹製の黒い喪章のこと。これをチリメンと訳すとのこと。
Myrtle を訳すとギンバイカ。これもギンバイカに似ているという意味。ギンバイカは、もともとはオリエントや古代ギリシアでなじみが深い花で、神話にも登場する重要な女神に捧げる樹木の花。シュメールのイナンナ、古代ギリシアのデーメーテールやアフロディテー、古代ローマのウェヌスなどの花である。一方ユダヤ教では男性的な花と考えられるとのこと。ラテン語では mytra. ガレノス・アルファベットによると黒と白の二種類があり、さまざまな疾病に効く。ジェラードによると、冷たさと熱の双方を持ち、さまざまな病気に効くとのこと。