新国立劇場『ドン・パスクワーレ』

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土曜日に新国立劇場ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』(1843) を観た。意見が分かれるオペラなのかもしれないが、私はとても好きな楽しい作品である。25年ほど前にロンドンで観た作品も、医者のマラテスタをトマス・アレンが演じていてとても面白かったし、今回の新国立劇場も、ブルジョワジーの成金趣味が、いい趣味の皮肉をこめた演出で描かれていて、とても面白かった。全体として、19世紀の女性の地位に関する多義性を持つ話になっている。
 
今回は初めて娘と二人でオペラを観に行った。終演後に彼女がプログラムを買ったりしているときに、木名瀬先生とばったりお会いして、今回の作品についても色々と聴くことができた。今年は60点を超える作品を観ていらっしゃるとのこと。すごいですね。