日中戦争と防疫

頂いた論文を読む。文献は、末永恵子「日中戦争期の国際連盟による対中防疫支援と日本」『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』8(2007), 41-47.

1937年に、盧溝橋事件以降の中国における日本の軍事行動についての中国側の訴えを受けた国際連盟は、日本を非難する決議をだすとともに、その軍事行動によって破壊された地域における難民の医療支援として、コレラ・赤痢・チフス(どちらのチフスなのかは明らかにされていない)などの伝染病対策のために、防疫援助を行うことを決定した。それとほぼ同時に、これに対抗するために、日本も独自に防疫事業を中国で行うことが決定され、外務省の外郭団体である財団法人同仁会が防疫・医療活動を行うことが決定された。