公衆衛生とネットワーク分析

必要があって、ネットワーク分析を使った公衆衛生の研究のレヴューを読む。文献は、Luke, Douglas A. and Jenine K. Harris, “Network Analysis in Public Health: History, Methods, and Applications”, Annual Review of Public Health, 28(2007), 69-93. この文献はネットからDLできます。http://ctpr.wustl.edu/documents/2007arph.pdf

公衆衛生、特に感染症の伝播の研究にネットワーク分析が役に立つことは容易に想像できる。もう一つは、予防についての情報の伝播についてもネットワーク分析が可能であるという。感染症の伝搬とそれを予防する知識の伝搬って、トレードオフになるのかな。 情報の伝播については、最近、日本のコレラについていい記述を含んでいる論文を読んだけれども、このエレメントを考えずに、これまでコレラの研究をしてきたなと反省する。