明治初期の京都の日本脳炎

エコノミストエスプレッソでインドの子供で脳炎が流行しているという短報を読み、BBCに行って、インドでの流行を知る。ライチという果物を食べたことが流行の背景ではないかとのこと。encephalitis という言葉は英語で説明すると Inflammation of the brain, caused by infection or an allergic reaction、日本語では脳炎と訳していいのだろうかと調べていたら、面白い情報にぶつかった。1871年の夏から秋に京都で発見された流行病が、最初に同定された脳炎の流行であったという記述である。
 
少し調べると平凡社の世界百科事典に書いてあるらしい。以下のような記述である。
 
世界大百科事典 第2版の解説
にほんのうえん【日本脳炎 Japanese encephalitis】
日本脳炎ウイルスによって起こる感染症1871年(明治4)の夏から秋にかけて京都で流行した脳炎が今日の〈日本脳炎〉の正式記録の始まりである。日本脳炎は長い間,他の脳炎,とくに嗜眠性脳炎(エコノモ型,A型,冬季脳炎などとも呼ばれる)と混同されて,いろいろな名称で呼ばれてきた。すなわち,1903年の東京で流行した〈吉原風邪〉に始まり,仮性脳脊髄膜炎,夏季脳炎,B型流行性脳炎,日本流行性脳炎などと呼ばれてきたが,その後に日本脳炎に統一され,54年に法定伝染病に加えられた。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版
 
1871年の京都での流行、そして1903年の東京での流行があり「吉原風邪」と呼ばれたという。この部分、私がまったく知らなかったことである。ううううむ(涙)泣いていないで調べよう。