ライシテとトレマとアクサン・テギュ

www.economist.com

 

研究でも教育でもドイツ語とフランス語の存在感が大きくなってきた。研究の史料でドイツ語とフランス語をなんとか再び読めるようにする努力を始めたこともあって、日本語や英語の中に埋め込まれるドイツ語やフランス語の単語が気になるようになった。教育でも、セミナーで疾病の歴史を英語で書かせている中で、フランス語やドイツ語の人名やスペルについて、きちんと書くといい専門家になれるよという指導をしている。ただ、それが自分の能力の中にあるか、あるいは自分のキーボードでできているかというと、これが全くできていない(涙)Microsoft Word であれば、挿入―記号と特殊文字ーショートカットを定義すればいいのだけれども、これが Evernote につながらない。うううむ。
 
もともとの記号はエコノミストで laïcité という言葉が出てきたこと。もともとはフランスの概念で、宗教と対比させたときの俗のという意味での layあるいは secular である。これがイスラム教徒の女性の服装、特にプールや海浜でどのような水着を着るかについて議論しているという話である。 これを laïcitéといい、トレマを使った ï と、アクサン・テギュを付した é を使う。実はこれまでは laicite などと書いてみたり、英語に直して laicity などと書いていたのですが、やはりここは laïcité と書くべきですね。それから、トレマとアクサン・テギュ。昨日久しぶりに名前を思い出して懐かしかったアクセントです。後者は英語ではアキュート・アクセントというとのこと。ただ、もちろん私はワードで書いてコピーをしていて、Evernote では書けないのです(涙)
 
それから、日本語をアルファベットで書く時に、例えば王子脳病院は Ōji Brain Hospital と書きますが、これは「<お>の長音」というのですか? 数日前に日本語を教えている人と話して、重要な概念がまったく分かっていないことに気がつきましたので。また、Ō もワードで作った表記です(涙)