日本の海苔産業の復興とイギリスの女性生物学者

Atlas Obscure というサイトがあり、学者たちが読んで楽しい記事を紹介してくれる。その中でも数年に一度くらいのとても面白い記事が、イギリスの女性生物学者が、戦後の日本の海苔産業を壊滅から救ったことである。彼女はキャサリン・ドリュー・ベイカーというマンチェスターの女性生物学者で、戦前に海苔に関する何か重要な生物学的な発見をした。(海藻学についての細かい議論が入っているのですが、初理由で理解している時間がなく、恂にすみません・・・) 彼女が Nature などの論文を読んだ日本の植物学者たちがいた。九州大学の瀬川宗吉たちである。
 
重要なことは、戦争直後のある時期には、日本の海苔産業は壊滅していた。アメリカ軍が海岸線の機雷を撒いて、海岸線を利用した漁業が破壊されたこと。特に、海苔産業のようなものでは、毎年、毎季節に特定のケアが必要だったとのこと。そのため、日本の海苔産業の基本が破壊されてしまったこと。そこで、ドリュー・ベイカーにお願いして、海苔産業の復興に貢献してもらったとのこと。彼女自身は日本を訪れたことはなかったが、彼女自身の業績が非常に重要であったこと。そのため、1960年代から、有明海に望む宇土でドリュー祭をしているとのこと。
 
英語で何冊かの重要な概観的な新しい研究書が掛かれ、ウィキペディアなどの基本の情報もたくさんあり、日本語でも重要な史料がたくさんあることと思う。学位論文に最適ですね!