オリヴィア・ニュートン=ジョンが2020年のイギリスの栄誉賞である勲爵士を授けられました。彼女はケンブリッジの生まれ。祖父は1954年にノーベル賞を受賞したマックス・ボルン (Max Born, 1882-1970)。1933年のナチスの政権奪取の直後、ユダヤ人であるため、ゲッティンゲン大学の教授職を奪われ、イギリスに亡命した。彼の娘である イレーネがウェールズ系のブリンリー・ニュートン=ジョンと結婚してできた三女がオリヴィア。父親はドイツ語教師であり、第二次大戦期には暗号解読のエニグマ・プロジェクトにかかわり、その後は、高等学校のドイツ語教師、そしてメルボルン大学のドイツ語の教授となった。その折に、オリヴィアはオーストラリアに移住することになる。
それから後の彼女の人生の大成功は、誰もが知っているだろう。UKのベストセラーは3点、アルバムは1億枚以上を売り、映画では『グリース』が大成功したミュージカル映画であった。日本のイルカ漁業と敢然と戦い、乳がん患者であったため25年間がんキャンペーンで活躍する彼女は、私にとっては「青春そのもの」の女性歌手であった。おめでとうございます!